ETN-12 EME
世界初のEME装置です。
ETN-12 EMEは、複雑なマトリックスを含む試料からの化合物抽出を1ステップで効率的に行える革新的でユニークかつグリーンな前処理装置です。
前処理の新しいゴールドスタンダードとして、世界中の分析ラボに導入予定です。
EMEの標準化
ETN社が開発したETN-12 EMEは、世界初のEME技術を標準化したEME装置です。これによってEMEの研究開発での使用やアプリケーション開発が可能になります。
ETN-12 EME Start Kit
- 製品名:ETN-12 EME Start Kit
- 製品コード:etn12eme-skit
ETN-12 EMEは、一度に12サンプルの化合物抽出が可能となる装置です。ETN-12 EME StartKitは、導入当初から簡単にEME装置をご使用頂けるように、EMEに必要なバイアル、SLM構築に必要な膜、バイアル接続に必要なユニオン、バイアルホルダーがセットになっています。
<仕様>
処理可能検体数:12検体
機能:電圧設定(V)、タイマー設定(min)、電流モニタリング(μA)、攪拌設定(rpm)
<内容>
ETN-12 EME: 1台
操作マニュアル: 1冊
導電性バイアルセット: 更新予定
SLM構築用膜: 更新予定
ユニオン: 更新予定
*EMEは、研究・実験目的の為の製品です。
本製品は「研究用」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。
*製品内容は、予告なく変更することがありますので、ご了承ください。
*実験には、必ず新しいバイアルをお使いください。繰り返し使用によるコンタミ、性能劣化につきましては、弊社は責任を負いません。
バイアルのセッティングの仕方~EMEによる抽出
1 膜をユニオンに装着
ユニオンに円形の膜を付けてください。ユニオン中間部の内壁にはドーナツ型の絶縁ストッパーが付いています。ピペットチップで膜が破れない程度に、膜の外縁がしっかり絶縁ストッパーに接触するように、軽く叩きながら押し込んでください。
2 バイアルへの溶液注入
ドナーバイアルとアクセプターバイアルを市販のバイアルホルダーに立て、それぞれ試料溶液とアクセプター溶液を入れてください。
3 アクセプターバイアルへのユニオン装着
アクセプターバイアルに膜をインストールしたユニオンを取り付けてください。液漏れしないように、しっかり真っすぐねじ込んでください。この時、膜の全面が見える方がアクセプターバイアルに接触するように、取り付けてください。
4 SLMの構築
ユニオンにインストールされた膜へ最適な有機溶媒を必要量(通常10μl程度)を滴下し、膜に浸潤させ、SLM(Supported Liquid Membrane)を構築してください。ターゲット化合物の参考抽出条件は、こちらから確認できます。検索窓に化合物名を英語で入力して「Enter」を押してください。EMEで抽出可能な場合のみ、抽出条件が表示されます。尚、表示される抽出条件は、あくまでも参考条件となりますので、スターティングポイントとして捉えて頂き、回収率が低い場合は試料及びターゲット化合物ごとに最適化が必要となります。
4 アクセプターバイアルとドナーバイアルの接続
アクセプターバイアルを装着したユニオンのもう片方(ユニオンの絶縁ストッパーが見える側)にドナーバイアルを接続してください。
5 バイアルユニットをバイアルホルダーに装填
バイアルユニットをETN-12 EMEのバイアルホルダーに電圧方向(抽出方向)に注意して装填してください。
6 パラメーターの設定とEME開始
取扱説明書を確認しながら、各種パラメーター(電圧、ランニング時間、攪拌rpm強度)を設定し、EMEを開始してください。
消耗品
- 製品名:EMEバイアルセット100
- 製品コード:emev100
EMEに必要なバイアルが100セット入っています。
<内容>
導電性バイアル: 200個
ユニオン: 100個
SLM構築用膜:100枚
キャップ 200個
EMEに使用される導電性バイアルは、厳しい品質チェックに合格しています。 実験には、必ず新しいバイアルをお使いください。繰り返し使用によるコンタミ、性能劣化につきましては、弊社は責任を負いません。