About us

会社概要

会社名

エクストラクション テクノロジーズ ジャパン株式会社 (Extraction Technologies Japan, Inc ) 以下、ETJと記載する。

ETJは、ETN(Extraction Technologies Norway)が開発した革新的な分析前処理技術・商品EMEを日本を含むアジア及びオセアニア地域中の分析ラボに導入する為に2024年3月に設立されました。 ETN社より該当地域でのEME製品の独占的販売権を取得している独立した日本法人です。

所在地

鳥取県東伯郡北栄町由良宿596-29

連絡先

E-mail:info@etj-eme.com

URL:etj-eme.com

主要取引銀行

山陰合同銀行

資本金

5,000,000

設立

2024年3月

チームメンバー

代表取締役

高間 一行

<経歴>
埼玉大学分子生物学科 卒業
フリンダース大学大学院 バイオテクノロジー修士号取得
研究テーマ:植物培養を活用した活性物質のバイオエンジニアリング
機能性食品開発、理化学機器及び消耗品開発、通信販売運営、マーケティング&セールス、生鮮食品事業運営

上級営業顧問

角村 敦

科学顧問

大貫 貴史

顧問税理士

峯村 照秋

事業内容

  1. 理化学機器及び関連商品の研究開発・製造・販売
  2. 分析機器及び関連商品の輸出・輸入販売
  3. 科学技術の教育・セミナー運営
  4. 関連技術・製品・サービスのコンサルティング
  5. 上記に関連する一切の業務

経営理念  Management Philosophy

関わる人・企業とWIN-WINの関係を築きながら社会貢献する。

Our Misson

  1. アジア&パシフィック地域で分析の前処理工程(化合物抽出)に課題を抱えているお客様を見つけ出し、解決策としてEMEを提案し、導入して頂き、前処理のストレスから解放する。
  2. 「EMEユーザーの声」を集め、それを追体験情報として発信する。
  3. 化合物抽出プロセスの有機溶媒使用量を99%減らし、グリーンケミストリーを推進することでSDGsに貢献する。
  4. さらなる前処理技術開発に尽力する。

ETJの強み

ETJの強みは、3つあります。

1つ目は、ETNとの強固な関係です。実用化に向けて長年にわたる貢献が認められ、日本を含むアジアパシフィック地域での独占販売権を与えられています。

2つ目は、新商品開発能力です。前処理の課題と向き合い、解決に向け科学的かつ自由な発想で開発に取り組んでいます。

3つ目は、人です。それぞれのメンバーが成功に向けて能力を発揮しています。

Message

Extraction Technologies Japan株式会社 代表の高間です。
弊社の提供する革新的な化合物抽出技術・EMEにご興味を持って頂き、ありがとうございます。

私が、EMEの実用化プロジェクトに参加して以来約8年、ついに皆様にEME製品を提供できることを嬉しく思います。EMEはオスロ大学のStig教授たちによって発明され、ETN社のロジャー博士によって実用化された特許取得済みの革新的な化合物抽出技術です。この技術・商品は、化学分析の前処理ステップにおいて、今まで立ちはだかっていた課題を見事に解決してくれます。

この新しい抽出技術及び商品が、今後どのくらい分析化学にインパクトを与えて行くことができるのか想像するだけで、ワクワクしてしまいます。

思い返せば、ある年の5月頃に、私の海外営業時代に知り合い、趣味の筋トレを通じて友人となったETN社のロジャー社長から私に、「Fresh eyeが欲しい」と開発協力の打診を受けました。その時、ちょうど私が運営している生鮮食品事業の閑散期だったこともあり、友人に頼られたことが嬉しく、少しでも役に立ちたいという思いで、ノルウェーに行きました。そこで、初めてEMEの抽出原理とそのメリットを知り、その実験データを見た時、これは化学分析分野に革命が起こると直感的に思いロジャーや研究者たちと一丸となって商品開発に夢中になって取り組みました。その貢献が認められ、日本及びアジア・パシフィック地域での販売を任せて頂くことになりました。今後、強い使命感を持って、EMEを販売担当地域の全ての化学分析を行うラボに導入していくつもりで、企業活動をして行きます。

分析分野では高分解能の質量分析計の登場により、分析対象物の定性・定量分析が以前よりも高精度に可能になりました。しかし、その分析前の「分析前処理工程:サンプルクリーナップ、抽出、濃縮、再溶解」は、普遍的な課題(手間、コスト、均一なホモジェナイゼーションを得るための労力、煩雑な濃縮工程、突沸によるサンプルロス、濃縮乾固時の試料の容器への付着、再溶解の手間、複数回の容器交換、サンプルロスのリスク、分析対象物の分解、濃縮時の温度設定、夾雑成分の残渣、マトリックス効果、大量の有機溶媒の使用、高額な分析機器の汚染、メンテナンス費用、ダウンタイムの発生、分析業務の遅延、担当者による抽出技術のばらつきなど)を抱え続けていました。これらの課題に対して、個々の解決策が研究され提供されてきましたが、未だこれらの課題を包括的に解決できる手段及び商品はありませんでした。

これらの複数の課題を簡潔かつ包括的に解決できてしまう技術や商品があるとしたら、それは正に革命的と言っても過言ではないと思います。

今後、私たちETJは、日本・アジア・パシフィック地域において、化学分析を行う全ラボにEMEを導入する為のネットワークをスピード感を持って構築して行き、ユーザー様の声に耳を傾け、ETNと共に抽出技術の発展に貢献していきます。

製品発表会、展示会、学会情報及びEMEのアプリケーションなども随時更新して行きますので、今後とも宜しくお願い申し上げます

EMEは原理自体が革新的かつ合理的で、しかも既存原理が抱えていた課題を一撃・1ステップで解決してしまうという、分析分野に一石を投じる技術です。

EMEがそのパフォーマンスを最大限発揮するのは、複雑なマトリックス成分を多量に含む生体試料からの化合物抽出です。

例えば、薬の開発時に動物や組織に投与した薬がどのように代謝されたのか血液試料を分析するとします。

<夾雑物質の除去>
この場合、血液をいきなり質量分析計で分析することはできません。血液には赤血球、血小板などの他、タンパク質やリン脂質が多く含まれる為、これらを前処理で除去しないと高額な質量分析計が汚染されてしまいます。既存の方法では、まず血液を遠心分離し、固形物を沈殿させ、別の容器に血清を分注し、有機溶媒を使用しタンパク質やリン脂質を除去しています。しかし、有機溶媒は人体及び環境に良くないとされ、分析分野では可能な限り有機溶媒の使用量を減らして行こうというグリーンケミストリーの機運が高まっています。

タンパク質やリン脂質を除去した後に、容器を入れ替え化合物抽出が行われます。
化学分析分野で長年使われている主流の化合物抽出技術は、大量の有機溶媒を用いる液液抽出(Liquid-liquid extraction:LLE)や種々の高分子化合物の吸着剤と有機溶媒を活用して分析対象物を抽出する固相抽出(Solid phase extraction:SPE)でした。どちらの基本原理も使用する有機溶媒や吸着剤と分析対象物の化学的な相互作用(分子間力・水素結合・疎水性・親水性など)に依存した抽出方法です。このステップでも有機溶媒が使用されます。

一方、EMEは、イオン化化合物を抽出するのに電気を活用します。繰り返しになりますが、イオン化化合物を抽出するのに電気の力を使う、これは正に的を得た原理だと思います。溶液中のイオン化した化合物は、正か負の電荷(あるいは両方)を帯びている為、電気の影響を受けやすい(あるいは受けてしまう)状態にあります。その為、イオン化化合物を抽出するのに電気の力を活用することは、原理的に理に適っているのです。

化合物抽出は、様々な化学分析において分析精度に影響を及ぼすため、重要な前処理工程のステップとして広く認識されています。しかしながら、同時に分析のボトルネックとしても認識され、世界的企業がこの化合物抽出に特化した商品を提供しています。しかし、まだ複数の課題(有機溶媒の使用量、手間、マトリックス効果など)が残っています。

その課題を解決できるのが、我々が提供するEME技術とその技術をラボで使いやすいように標準化したETN-12 EMEです。私たち自身は、EMEの登場は科学史における一つのパラダイムシフトと捉えており、将来化学の教科書に新たに掲載される技術であり、世界中の化学分析を行うラボに導入される必須のツールになると思っています。

EMEの基本原理を活用することで、幅広い分野への様々なアプリケーション開発が期待されています。ETJは、ETNが開発する新製品及び新規のアプリケーションの提供を通じて社会貢献を果たします。また、企業活動から得られるお客様のニーズをETNへフィードバックし、更なる技術革新にさらに邁進していきます。

当HPでは、EMEを用いた最新のアプリケーションをアップデートしていきます。更新情報をすぐに確認されたい方には、会員登録をおすすめ致します。


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